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放った右ストレートは、意外にもブレイクの頬を直撃する!
頬の肉が指に食い込み、確かな感触を得た。
しかし、ブレイクのバランスが崩れる事はない。
拳を引くと、ブレイクはニヤリと笑い、握り締めて構えていた拳で私の顔面を狙い放ってきた!
ほとんど接触するか、しないかの距離で避けられるはずもなく、拳はブレイクと同じ頬に直撃した!
口の中を切り、視界が歪み、景色が流れる。
首から上は神経が通っているので、痛みは感じます。
だが私は自力で倒れずに堪えた。
無傷のようなブレイクに、頬を殴られ口を切り、倒れるのを堪えた自分。
これが私とブレイクの身体の差か……。
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