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瞬きをした直後、私は遥か上空にいた。
瞬間移動の開花能力は、普段計算を積んで移動する設定を無視し、好きなところへ移動でき、通常よりもはるかに強力なバリアで身を包む。
下の光景はテレキネスにより地割れを起こし、同時に氷山が立ったかと思えば、重力により地は沈み、重圧で氷山が押し潰れ、さらに巨大な竜巻となり地上を荒らす。
それは完全に法則を無視した、絶対なる最強だった。
地が崩壊するように、全てが荒れ狂う。
上空にいる私のところへまでも余裕で届いてきた。
さすがにここまで来れば、大丈夫ですね。
それでもバリアが揺れる程の破壊力。景色は完全にめちゃくちゃになる。
私はしばらく治まるのを待った。
血液ボンベの残量は二本を完全に使い尽くし、残りは一本。
その一本でさえ、残りは半分しかない。
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