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振り下ろされる一撃に合わせて、フライシューズのエンジンを全開にする。
闇刀と光刀が接触し、黒い光と白い光がぶつかり合い、俺と夏鮫は光に包まれた。
上から振り下ろされた一撃の力に対して、フライシューズのエンジンを使って抵抗する。
それでも浮こうとする靴が地につき、夏鮫の一撃の重みにより、固いコンクリートが割れていくのが伝わってきた。
夏鮫と目が合う。
光刀の向こうに潜んだ夏鮫の瞳。
完全に楽しんでいる目をしていた。
俺はな。俺はな…………。
吾朗を殺したお前だけは、絶対に許さねえ!
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