闇刀と光刀

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全力で闇刀を押し、俺は光刀を振り払った。 光刀が振り払われた反動で夏鮫がバランスを崩す。奴はそのまま後方へ下がり、距離をとって停止した。 俺は休む暇を与えないためフライシューズを加速させ、地面スレスレを飛び、夏鮫に詰め寄った。 振り上げた闇刀が黒い渦を巻き、力を溜め込む。 俺は夏鮫を狙い、闇刀で斬りかかった! それに反応し、夏鮫は光刀を縦に構え、防御の形をとる! 再び闇刀と光刀がぶつかり合い、激しく黒と白の眩い光が刀から生み出される。 俺はフライシューズのエンジンを最大限に上げて、力ずくで光刀を押した。 「いける!」 ふらつく夏鮫に最後の一押しで斬りかかろうとした時、奴は予想外の行動をとった! 夏鮫はバランスを崩しながらも足を引き、凄まじいスピードで蹴り上げてきた! 爪先が闇刀の柄の下に直撃し、闇刀が手からすり抜け、空中に舞う。 「しまった!」 目の前を見ると、夏鮫は既にバランスを立て直し、光刀を振り上げて構えていた。
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