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「!」
相変わらず締めつけられる力は変わらず。
状況は変わらない。
「ハハハハハ!どうした?天草」
【沼】発動!
…………おかしい。
何も起きない……。
何故だ? まだ沼を発動させる血は残っているはず。
【沼】発動!
「!」
何故だ……?
「ハハハハハ!天草。不思議か?スキルの種の能力が発動しないのが。
そうだろうな」
首を締め付ける力をさらに強くし、ピスさんは喋る。
「教えてやる。わらわの能力【無】。
わらわが触れさえすれば、武器やスキルの種の能力は一切発動されない。
あとはお前ならわかるであろう」
そうか。さすがですね。私を持つ手のみに能力を集中させている。
もう片方の手には能力が行き渡ってないから、水晶玉を使えるのか。
お手上げですね……。
刃は私の身体スレスレまで迫る。
「苦しめっ!」
首を持つ手が離され、私は宙に浮いた。
「あぁあああァアアア゙アァアああああア゛ア゛アィア゛アアアアアアアアアアあぁあああァアアア゙アァアああああ゛ああああぁああああ」
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