天草の全力と芸術

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天草四郎─────────── 「天草、わらわから逃げるのか?」 私はその言葉を聞き、口を開いた。 「まさか。私はあなたと戦うために待っていたのですから。 女性は殺さないと決めていましたが、あなたは違います」 亡き友を失わせた人の組織はね。 男として、ここは退きません! とは言ったものの、血の残量は残り僅か。 本当にまずいですね。 しかし一度決めたからには、絶対に退きませんよ。 おそらくこれが私の最後の戦いになるでしょう。 私は死を覚悟して、戦いに挑まなければいけませんね。
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