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私に出来る事は…………。
「!」
目で動きを認識できない程の速さ。
気づけばピスさんは私の目の前で、腰を低くし屈んでいた。
眼球を僅かに下に向け、確認できた時には遅し。
下から強烈な殺気と共に攻撃が迫ってくる!
直後、視界は夜空を映し出し、身体は宙を飛んだ!
殴られたのか……?
首が取れたような感覚に襲われ、宙に浮きながらも片腕を首もとに持っていく。
大丈……夫だ。ある。
安心した時、夜空を映し出した視界はピスさんに覆われる。
上に回られた!
ピスさんは掌を私の前に突き出して、口を開く。
「わらわに逆らえば、如何に苦しいか思い知れ!」
眼前にある掌が発光した瞬間、衝撃波が生み出され、私の身体は地上に叩きつけられた!
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