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ギギギギギ
締めつけられ、ピスさんの指が私の首に食い込んでいく。
「機械だから強靭な肉体だな」
「首は……違いますよ。ぐっ!」
なんて力だ!
足をばたつかせ、手は無意識に首にいき、ピスさんの掌を外そうと必死になる。
「ハハハハハ!」
不愉快な笑い声が響くが、私は目の前の事に必死になった。
「!」
ピスさんが水晶玉を持つ手を上げて私の前に出す。
水晶玉からは、ゆっくりと刃が現れた。
何本もの刃が蛇の動きで、ゆらりと水晶玉から生える。
「苦しめ!」
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