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途中で何があろうが、結果が全てです。
しかし、水晶玉から飛び出す刃の数が多すぎますね。これじゃあ近づけない。
仕方ない。接近戦に持ち込み、身体植物園で戦おうと思いましたが、一度離れましょう。
私は瞬間移動を使い、刃が届かない上空に移動した。
移動した先ですぐさまフライシューズのエンジンをかけて空中で停止し、見下ろして状況を判断する。
残りはボンベの10分4の残量。
やはり消費量は短い距離なら、限りなく少なくてすみますね。
ピスさんは水晶玉を掲げる手を下げて、私を見据えてきた。
刃は水晶玉を下げると同時に、帰るように引っ込んでいく。
追撃してこないのは、あなたの優しさか?
それとも余裕なのか?
まあそんな事はどうでもいいですけどね。
「ははは! 天草! もう為すすべがないのか?」
ピスさんは掌を顔に当てて笑う。
笑うピスさんに対して私は答えた。
「断言します。私は必ずあなたに勝ちますよ」
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