闇刀と光刀の結末

2/23
前へ
/36ページ
次へ
夏鮫───────────── 光刀に突然ヒビが入り、皇帝が細工をした事に気づいた最中、敵の渋谷和也は黒い雷を溜めて俺に迫る準備をしている。 様々な策を考えたが、光刀のヒビはどんどん広がり、浸食を止める術(すべ)は思いつかない。 そして……雷を溜め終えた渋谷は殺気を剥き出しにして俺を見据えてくる。 俺は途方に暮れて、瞼を瞑った。 柄を握る肌を通して、伝わってくる光刀の弱々しさ。 どうすりゃあいい! 絶望的な気持ちに渦巻かれながら、もう一度瞼を開くと渋谷が動き出す瞬間だった……。 間違っていたのは俺なのか?
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

265人が本棚に入れています
本棚に追加