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世界を救うだとか。
大切な人を守りたいだとか。
俺達の世界に幸せが訪れるなら、その為にはどんな犠牲でも必要って考えてた。
思えば光刀は、大切な友達だ。
俺のそばにずっと居てくれて……。
辛い時には、さりげなく励ましてくれて。
ずっと支えてくれていた。
「…………」
死を受け入れるしかないのか……?
こいつが壊れたら、ノアの絶対的な力は手に入らない。
まさに神に願いたくなる気分だ……。
あっ。ノアが神みたいなもんだな。
段々と心が落ち着いていく。
『な……つ……さめ。私を置い……て逃げろ!
君……は死んじゃ……いけない!』
消え失せそうな声で光刀が言った。
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