闇刀と光刀の結末

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攻撃してくるってんだろ……? わかってるさ。今、迂闊に近づいたら、やばいって事もな。 隙が見当たらないどころか、異変が起きる前よりも桁違いに強く感じる。 これが奴の本気か? 何が起きているのか、さっぱりわかんねえ。 俺は全身に溜めた雷を保ちながら、右手を前に突き出した。 右手の指先から硬質化が始まり、黒い刃へと変わっていく。 攻撃に備え、とりあえずはガードの構え。 その際に、攻撃が出来ればカウンターを入れる。 それで大丈夫か? 『OKや!来るで!』 変身を終えた夏鮫は、自分の身体を確かめるように指先を広げたり、閉じたりしている。 黒い翼が生え、身体を囲み円形状に地上から生える雷は俺を見ている気分だ。 夏鮫の視線がゆっくり俺に向けられる。 緊迫した空気が漂う中、俺はガードの姿勢を保ち、備えた。 ニヤリと口を最大限に緩めた後、夏鮫が動き出す! 「──!」 速い!
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