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それでも早期決着を望み、攻撃重視でいくしかないだろうな。
相手の能力がわからないが、今の奴の身体は何もない生身なんだ。
一撃入れれば、決着がつく。
「出し惜しみはしない!」
“攻撃の型”
虎徹が俺の意志に反応し、刀の形が崩れていく。
切っ先から刀全体が液体に変わる。
液体は右腕へ。
最後に握りしめていた柄も液体に変わり、右腕に纏わりついた。
液体はやがて右腕全体を包み込み姿を現していく。
ぴったりとハマっているゴツゴツとした太く鋭い機械の腕。
ロボットの腕のように機械で作られた腕にも関わらず、重さはさほど変わらない。
攻撃力は秀でてるはずだ。
「面白い能力だな」
相変わらず皇子は俺に余裕な笑顔を見せつけてきた。
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