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肩から肘にかけては、鎧を何重にも重ねたような硬くゴツい装甲。
肘から指先にかけては、とんでもなく太いアームウォーマーを嵌めたような黒。
基本と同じ様に掌からは、光線、発光が発する事ができ、さらに肉弾戦にも使用できる。
それに加えた一撃必殺。
皇帝を倒すのには一撃必殺しかないだろう……。
落ち着いてよく考えてみると、なるべくダメージを多く負わせてから一撃必殺を放った方が良い。
そうそう何発も放てるもんじゃない。
一発でもきついところだが、相当無理をすれば二発ってところだな。
最初は光線を使っての遠距離で様子見。
隙を狙って近づいての肉弾戦。
最後にほぼ0距離での一撃必殺。
奴に勝つにはこれがベストな策だろう。
皇子を見ると、SGを取り出して何かを確認している事に気づく。
奴は画面を見ながら、相変わらずの薄ら笑いを浮かべて口を開いた。
「もう少しで面白いものが見れるぞ」
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