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「面白いもの……?」
皇子の顔は、何か企んでいるかのように嬉しそうな表情。
「そうだな。限りなく面白いものだ」
……何を企んでいるんだ?
これまでの出来事は非情かつ残虐。
こいつはsavanna GAMEの主催者なんだ。
どんな企みを考えているか検討もつかない。
画面を見ていた皇子はSGを仕舞い込むと、再び視線を俺に戻してきた。
「世界の崩壊まで残り約3時間。壊れ始めれば、あっという間に無くなってしまうパラレルワールド。偽物の世界は存在してはいけない。その概念に気づいた世界は自殺するかのように消えていく。はははは!」
惑わされるな。今は奴を倒す事だけ考えろ。
俺はフライシューズのエンジンをかけ、皇子からさらに距離をとった!
右腕に光線を放つための光を密集させていく!
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