頂上決戦①

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加速させたフライシューズで広い玉座の間の天井ぎりぎりまで飛び、皇子を見下ろす形になり、俺は右腕を構えた。 右腕全体に集まった太陽のように発光する眩い白い光を、掌に集中させていく。 皇子は、飛び立つ前の位置から一歩も動かず、見上げて真っ直ぐ俺を見ている。 「………………そのまま動かないなら受け止めろ!」 構えた姿勢を崩さず、照準は指で微調整を行い、軌道を合わせていく。 光を集め終え、俺は光線を放つ準備に入った。 遠く離れた天井からでも、皇子の殺意と不気味なオーラを感じ取る事ができる。 直後、俺は力を抜き、掌から光線を放った! 掌からは白く輝く光線が、一直線に皇子を目指し流れていく!
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