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四人に分裂した花道院の身体は、それぞれバラバラに散り、追跡していた時空の穴の群からうまく抜け出す。
二人は真逆の方へ走り出し、二人は空を飛び追跡の回避を狙う。
関係ない!こっちも時空の穴の数を増やせば良いんだ!
暗闇の中、回転し、渦巻きながら花道院を追い続ける時空の穴。
俺は穴の数を倍に増やした。
合計20!残り時間は……3分程か。やばいな。少し急がないと時間が無くなってきた!
倍に増やした時空の穴は、散っていった花道院を追い始める。
もう一度、追い詰めた時、そろそろ勝負に出るか……。
────────!!
花道院を追い詰めるために、視線はあらゆる方向に次々へ移動していた。
その最中
たまたま部屋の入口に視線が向いた時、目を疑うような光景が入ってくる。
真文?
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