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本当に時が止まった気がした。視界に映るモノクロが余計に、そう感じさせる。
なんで真文がいるんだ?
その瞬間、頭を回転させ、様々な事を思い浮かべるがどれも当てはまらない。
もう一度 見直すが、部屋の入口には間違いなく真文が立っている。
なんで……?
あいつは迎撃部隊で屯所にいるはず。
卑弥呼隊長と一緒に居るはずなんだ!
気づけば俺の手は止まり、時空の穴を動かすのも忘れていた。
走って時空の穴を避けていた一人の花道院が 殺意を剥き出しにして真文に迫っているのを見て、我に返る。
俺は脳より先に身体が動き、全ての時空の穴を閉じて、新たな時空の穴を開いた!
出口は真文がいる場所へ!
突然 訪れた出来事に息を止める程、俺は慌てた。
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