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一瞬で身体を真っ二つにされた花道院。同時に分裂が始まった!
切り裂かれた二つの身体が、新たな身体を作り始める。
これで合計5人。
ここからが、問題だ。片方を殺しても、もう片方が分裂する。
これが永遠に繰り返されるから、奴の力が尽きるのを待つしかないんだ。
その上、ダメージを与えたとしても回復能力がある。
さらにこれまで見守っていた残りの三人が、夏鮫に向かって走り出した!
三方向から一気に距離を詰めていく。
「――!」
渦巻かれた黒い炎の奥で、夏鮫が笑った気がした。
「伏せろ!」
後ろに隠れる真文にそう言うと、俺は足を曲げ身を屈んだ!
渦巻いていた炎と雷が吸い込まれるように夏鮫に密集すると、直後 大爆発を引き起こした!
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