運命の6分00秒

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切り刻まれた身体は、炎により、すぐ灰となり、塵となって消えていく。 地を蹴り、宙から叩き斬り、すぐに回転して背後から迫る花道院を惨殺する。その直後、渦巻く炎が斬られた花道院を燃やし尽くす。 その狂気的な姿は、顔こそ見えないものの、明らかに自我を失っているように見えた。 何よりも残虐的に。 ただ敵を切り裂いて、同じ行為を繰り返していく。 終わりが近づくのは早かった。 何百人と居たはずの花道院の数が嘘のようにいなくなり、切り刻む音が部屋に響くようになった。 問題は最後だ。分裂を繰り返せば、花道院は復活する。 もうすぐ俺のシルバーライオンも終わりだ。 真文だけは、必ず守る。 二度と失敗は犯さない。
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