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あの時は異常な程 力が漲っていた。
身体能力も爆発的に上がっていたのを思い出した。
じゃあ、こいつもノアから力をもらって戦っているのか?
──よく考えろ。
新たに斬られた縦の傷口を見ると、血が滲み出て、浮くように液体は身体から離れ、皇子の刀身へ流れていった。
やはり二カ所になった……!
ここはもう一度、退くしかない!
俺はフライシューズのエンジンを加速させて すかさず距離をとった!
が、皇子はその差をすぐに埋めてくる!
追いかけてくる皇子のスピードは凄まじく、やはり目で追えないが、スタート地点を見ると、さっきと同じように虹色の光が僅かに浮いていた。
虹……。
その言葉を聞いたのは……。
三回戦 虹玉 虹石探しの時だ。
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