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確かに今の渋谷からは、凄まじい強さを感じる!
だが、こいつの攻撃を一撃でも喰らえば、もう勝ちはないんだ!
「しぶやあああああ゛ぁあ゛」
呼びかけても全く反応せず。
おそらく渋谷の視界は、皇子しか見えていない!
言葉から察するに、どこかで皇子が総司を殺した事を聞いたのだろう……。
俺に向け、構えられていた皇子の刀が狙いを渋谷に変える。
今ここで渋谷が傷つけられたら、微かに見えていた希望の光が途絶えてしまう!
皇子を見ると、完全に待ち構える姿勢をとっていた。
こいつから動けば、渋谷は絶対に傷つけられていた。それだけは救いだな。
俺はフライシューズのエンジンを加速させた!
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