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刀身が血で染められたような赤い刀。
構えられた刀は、おびただしく赤く発光し始める。
皇子の薄い唇が小さく開く。
「時間が来た。面白いものが来たぞ。少し予想外だ。だから君は見れない」
ほのかに笑う皇子。
面白いもの?
「ここで死んでもらうからな……」
その矢先に振り下ろされた赤く光る刀!
硬直した身体に慌てて命令し、俺は右腕に装着した虎徹を動かして、防御態勢をとった!
しかし、ガードは間に合わず、左肩に赤い刃が食い込む!
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