頂上決戦②

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血で繋がれているという事は、逃げられないとも考えられる。 流れていく血で、居場所がわかってしまうからな。 「逃げても無駄だぞ。俺と君を繋ぐこの血の線はどこに行ったとしても、途切れる事はない。 名称“赤い糸”。 何があっても、君の血を吸い尽くすまでは終わる事はない」 逃げるつもりはないけどな。 そこまではっきり言われると、心を読まれているようで気持ち悪いな。 ……生命力を維持できる程の血まで、どれくらいの時間なのだろうか? ……わからないな。頭がフラフラしてきたら、危ないって事くらいだ。 ただ少し冷静になれた。 命が終わるって事がわかって、逆に何かが吹っ切れたのかもしれない。 奴を倒す事だけを考えればいい。
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