全ての真実

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──あれは! そんなバカな!?何かの間違いじゃないのか? 見た光景に、思わず動揺し目を疑う。 「土方副長……」 玉座には、ふてぶてしく土方副長が何かを待っているように座っていた。 「そんな……」 全てを操っていたのは、土方副長だったのか? いや!冷静になれ。さすがにそれはないはずだ。 何かの間違いであって欲しい。紛れもなく、真実を映す光景ですら、疑ってしまう。 主観的、客観的に見ても、土方副長は誰よりもこのゲームを終わらせる事を望んでいた。 ありえない! うろたえていると、そこへ入口の扉が開き、局長が入ってきた。 この時、対面したのか。 案の定、局長は土方副長を見て、俺と同じく動揺している。
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