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この熱い液体を、短い期間で幾度 流した事だろう。
思い出した悲しい記憶。
悲しみは、俺の記憶の大半を蘇らせてくれた。
『これ以上、現実に手を出すと、全ての空間が崩壊する可能性がある。
あなたが真実を知る事により、あなたが倒したい相手の力が弱まる』
どういう事だよ?
訪れた暗闇。目の前には、真っ白なワンピースを着たノアが現れる。
垂れ下がった金色の髪の奥に潜んだ瞳は……。
俺と同じで悲しみに包まれていた。
『真実を知る事により、皇帝の能力は弱まる。
何故か?
それは私と皇帝が繋がっているから。
全ては私の過ちなの。
その責任をあなたに押し付けてしまって、ごめんなさい』
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