黒い星として

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警報警報警報警報警報警報警報 ※緊急警報※ 6万超えプレイヤーが、戦闘の意志を示しています 地形に大きく影響を及ぼす可能性あり ただちに周辺のプレイヤーは避難してください 警報警報警報警報警報警報警報 同時に、黒い影がユキヤの作った粘土を突き破って外に出た。 ユキヤのレベルが6万を超えている……。 私たちのチームから離れて、どれだけ強くなったっていうの? 私はただただその事に驚きを隠せなかった。 もしかすると、一緒に過ごした仲間に影響されて成長することができたのかもしれない……。 黒い影は浮遊しながら、ユキヤの事を観察しているようだった。 「地に沈め」 ユキヤが静かな声でそう言った瞬間、黒い影は蠅叩きでやられたように不自然に地に沈んだ。 激しく舞う砂埃。相当な勢いで叩きつけられたのだろう。 ユキヤの能力、見えない粘土は、印象は弱いがあれほど厄介な能力も珍しいと言ってもいい。 自分の目で確認できない攻撃はどこから飛んでくるかわからないし、また硬さや大きさも自由自在に変えられる。 「狙った獲物は逃がさねえタチなんだ。俺は」 纏わりついている見えない粘土が、今度こそ黒い影を捕獲したようだった。
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