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土方副長から最後に来た連絡を確認した後は、DIMの事を意識していませんでした。
今、すぐ連絡をしなければシャルアネット様に殺されるかもしれません……。
私は、激昂したシャルアネット様を想像しながら折り返しの電話をかけようとしました。
いや……。
まあ、シカトでいいか。
今、掛けても怒られるだけですし。
オカズ君を瞬間移動した事で、私からだと言うのはすぐに気がつくでしょう。
何でしたら、連絡が取れない状況なのかと少しぐらい心配するかもしれません。
それぐらいがちょうど良いと思います。
私はDIMを仕舞って、まずはレオンを見ました。
レオンは力尽きたのか、道端に倒れています。
見たところ心臓を貫かれていましたからね。
当然でしょう。
アレクサンドロスのリーダーとしては、あまりにも呆気ない最後ですね。
その次に、私は山のように巨大な生物を見ました。
クエストで見た時から、私は戦うと決めてました。
“彼”と。
元は人間であることは、体内エネルギーからも容易にわかります。
何故、彼と戦いたいか?
ただ強そうだから?
はっきり言いますが違います。
私が本当に戦いたい理由は……。
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