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夏の制服に変わったばかりで
太陽に当たった彼女の白い肌がまぶしい。
風が吹くと読んでいた本がめくれそうになり
優しくおさえる。
その風で僕に気付いたかのように彼女はこちらを見て。
「…今日はなんか違いますね」
「え、えっと、夏服になりました」
びっくりしてとまどいながら答える僕に
彼女は少し笑って見せた。
「主人公のセリフです」
もう一度風が吹く。
「主人公のともだちになってください」
夏と僕の片想いが始まりを告げた。
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