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そして、なんと幸運なことか、私はすぐに好みの女性に出会った。
大きな目に、ぷっくりとした愛らしい唇。
あのダリアの君は清楚な美人だったが、この女性は清楚というより、小動物のような可愛らしさを持った美人だ。
顔もしぐさも、私の好みそのものだ。
違うのは、彼女は私に見惚れているということだ。
あの時とは違う。
彼女の目はもう私に夢中だ。
私が一言でも誘えば、彼女は喜んで後を付いて来るだろう。
私の人生は、きっと薔薇色だ。
「ねえ君、そろそろ名前を教えてくれないか?」
「もっと早くに聞いてくれても良かったのに。そうね、私の名前は……」
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