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「 ふー・・・また授業遅れちゃうな。」
体調を崩すことが多い私は、授業に出れない分テストの時の勉強が大変になる。
「 お前って意外に真面目だもんな。」
「 テストで良い点とりたいもん。」
何も意味なんてないんだけどね。
「 なんでそんなにテストにこだわる。そんなタイプに見えねぇけど。」
あ。私から話題をふったのに…痛いところ突かれてしまった。
「 どうしてかな…。私、馬鹿だから。」
そう言うと、先生は少し眉を歪めた。
「 そんな顔するな。」
頭を優しく撫でてくれるものだから、心がじんわりと温かくなった気がした。
だから…たまらなくなった。
「 先生…今日家、行ってもいい? 」
本当はバイトだったけど、体調も悪いけど…どうしても先生に会いたくなったんだ。
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