Chapter 10

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「 そうか。」 キッチンが少し散らかっていたから先生もご飯は食べたようだった。 「 お前、体調悪いんだから寝てろ。」 家に帰ると無愛想な先生になる。 でも…こっちの方が落ち着く。 「 えっ。学校で言ったの、冗談だよ。」 先生の家に来ていきなりベッドで寝るのはどうかと思うけど… 「 あ?悪化したらどうする。とりあえず毛布かけとけ。」 そう言ってソファーに座っている私に毛布をかけてくれた。 先生の香水の香りがふわっとして、これもまた凄く安心する。 「 ありがと。」 そう言うと、先生は少しだけ頬を緩めた。 凄く…カッコいいと思う。 先生の人気は未だに凄まじくて、毎日誰々が先生に告白しただのそんな話を聞く。 _

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