バーサス!

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「祐介だから助けるんだ。 見ず知らずの奴なんか助けはしないよ。 俺はそこまで出来た人間じゃない」 祐介以外の奴が絡まれてても助けるメリットはない。 自分が何か処分食らって貧乏くじ引くだけだ。 他人様にそこまでする義理はない。 俺はヒーローではないからな。 「そうかなー?」 ニヤリと笑みを浮かべ祐介は俺を見ている。 「何が言いたい?」 祐介のこの微笑み。 何を企んでるんだ? 「別に。 さてと、部活に行きますか」 ニヤニヤしながらも誤魔化す祐介。 いやいや。 誤魔化せてませんから……。 「おう」 祐介の言動が気になりつつも俺は祐介と共に部室へと向かった。
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