80人が本棚に入れています
本棚に追加
真っ暗なのは変わらないが、床が水面になってる。
ぽわっと小さな灯りが1つ見えた。
「………助けて…。」
―!?
灯りの方から女の子の声が聞こえた。
オレは灯りのところまで走った。
灯りがどんどん大きくなって、だんだん人の形をしていく。
「…涼風さん?」
「どうして、あなたは忘れてしまったの?」
「え?」
「あの時…」
女の子が何か言いかけたとき、その子はオレの目の前から消えた。
「……オレ…。」
最初のコメントを投稿しよう!