第1話

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真っ暗なのは変わらないが、床が水面になってる。 ぽわっと小さな灯りが1つ見えた。 「………助けて…。」 ―!? 灯りの方から女の子の声が聞こえた。 オレは灯りのところまで走った。 灯りがどんどん大きくなって、だんだん人の形をしていく。 「…涼風さん?」 「どうして、あなたは忘れてしまったの?」 「え?」 「あの時…」 女の子が何か言いかけたとき、その子はオレの目の前から消えた。 「……オレ…。」
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