第1話

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涼風さんは何も言わずにオレと目をそらした。 …。 もし、涼風さんが夢に出て来た子と同じなら、話しをしたい。 ―チャイムが鳴る。 「悠太! 帰ろうぜ!!」 「一真…。 悪い、先帰ってて。 用事ある。」 「うん、わかったぁ。」 …さて、涼風さんと話しをしなきゃ。 ―学校の裏庭に涼風さんはぼんやりとしていた。 「…!」 涼風さんがオレに気づく。 オレは構わず話しかける。 「…あ、あの……。」 「ねぇ、東京には居ないんだね。」
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