21人が本棚に入れています
本棚に追加
全員がそれを眺めるしかない中…ポーンという音と共にイヴィルの頭上にシステムメッセージの受信をしらせるマークがつく
イヴィル【これは…】
そしてイヴィルははじめてみるそれに少し戸惑いながらも開く
イヴィル【本気かよ…】
システムメッセージを開いたイヴィルの手は小刻みに震え、声も少し震えていた
タカミズ【わりぃな…俺達と出会ったら残念だが独りになることは出来ねぇんだ】
そう、システムメッセージの送り主はタカミズだった、内容はこうだ
タカミズのチームへの加入招待状が届いています
タカミズ【選ぶのはお前だ、俺達と来るもよし、両親と行くもよし…好きに選べ】
リセ【ねぇ…うちにも来てるんだけど…】
タカミズ【開始当初からさそってんだ、そろそろ観念しなさい】
リセ【…仕方ないなぁ…】
リセは少し考える素振りを見せるが諦めたようにメッセージを開き加入ボタンを押す
そしてリセはイヴィルを見る
リセ【カズも言ったけど…決めるのはイヴィルさんだよ】
イヴィル【いいのかよ…そもそも運営が…】
タカミズ【運営には許可貰ったから安心しろ、もちろん地上に出れるようにもしてもらった…とはいえチームに加入し続けるのが条件になってるけどな】
イヴィル【なんだよ…それ…俺は…お前らとは違う!!かりそめの…】
タカミズ【お前は一人じゃねぇし独りにしねぇから、安心しろ】
イヴィル【く…っそ…たれ…ずるいぞ…くそ…】
台詞の途中で耐えきれなくなったイヴィルは涙を流しながら加入ボタンを押すのであった
タカミズ【ようこそ、我がチームへ】
リセ【イヴィルさんも加わったし…景気付けにカズ焼いてもいい?】
タカミズ【をい、感動チックな雰囲気が台無しに…ちょ、まっ…あちちちち、つか痛い、痛いって、ぎゃぁっぁぁぁ】
そして洞窟に今度は笑い声が反響するのであった
最初のコメントを投稿しよう!