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教室の戸をあけたら、そこには
死体がありました。
「えっ・・・なんだ・・・これ。」
仰向けに倒れているそれの周りには、
赤黒い液体が広がっていた。
「・・・うわぁあああああああああっ」
べたっと座り込む。
腰が抜けた。
男なのに情けないとか、関係ない。
手汗がべたっとしているのなんか、気にならないほどに混乱していた。
「だ、誰か・・・誰かぁ・・・」
最初は驚きで気づかなかったが、
鼻をつく異臭は今までに嗅いだことのないツンとした、なんとも気分の悪くなる匂いだった。
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