第1章

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B「。。。それ、何の本?」 A「教えない。」 B「どうして?」 A「何でだと思う?」 B「僕が嫌い?」 A「ううん。違う。」 B「じゃ、、じゃあ!とんでもないエロい本とか!?」 A「そんなわけないじゃん。バカ?」 B「だ、だよね。じゃあ何で?」 A「君と話がしたいから。」 B「何で?」 A「聞くなバカ。」 B「僕と話がしたいんでしょ?教えてよ。何で?」 A「っバカ。。」 B「僕、そういうの嫌いだ。」 A「君は、今日雨が降ると思う?」 B「降ってるじゃないか。」 A「これは雨だと思う?」 B「これは雨だよ。誰が見ても。」 A「やっぱり君はバカだよ。」 B「何で突然。」 A「これは神様の涙だよ。」 B「。。。あっそ。」 A「ふふっ。じゃあね。」 雨の降る、六月のある日、僕は恋をした。
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