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堀口がもったいぶって話し始めた。
「でも保障もないしな‥。これはとても勧められませんね。」
堀口は口を閉ざしかけた。
「何か方法があるなら是非教えて下さい。どうしても結菜を表紙に飾らせてあげたいんです。何でもします。」
「そうですか。実は私の知り合いで強力ななコネを持っている方がいらっしゃるんですよ。いわば芸能界のご意見番といいますか、私もおいそれとは頼み事は出来ませんがとにかく絶大な影響力を持っている。その方にたのめばもしかしたら表紙を飾ることも出来るかもしれません。しかし、世の中人を動かすのには常に必要なものがある。言わなくてもわかりますよね。」
「お金だったら何とかします。いくら必要ですか?」
ようやく希望が開けそうだった。恵子は藁にもすがる思いで堀口に詰め寄った。
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