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dreamshow
放課後
いい感じに夕焼けが消えていき
夜の帳が落ちていく
高校二年生の樹(たつき)は陸上部に所属していた。
その日も練習が長引き部活が終わると
すっかり暗くなった教室にカバンを取りにひとり戻った。
教室の戸を開けると
・・・・・!!
昼間自分の机に書いた「希望」の文字。
何と「希望」のテキストが浮き彫りになってきらきらと光を放ち彼の机の上で見事に踊りだした。
「・・・ヤバくない?」苦笑い。
一瞬豆鉄砲を食らった鳩のようにポカンと佇んでしまったが
しなやかに体を動かし一緒に踊りだした。
「なんか知らないけど面白ッ」
夢か現かわからないけど楽しかった。笑みがこぼれた。
そしてこんなにテンションが上がったのは久しぶりだった。
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