ヘチマ

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 僕は恐る恐る、片平さんを見た。片平さんは僕の視線に気付き、僕を見た後、はっとした表情を浮かべすぐさま視線を逸らした。    気が付くと僕の両手は震えていた。隣で友人が何か語っている様に感じてはいたが、何も耳に入って来なかった。ただ、ついさっきまで、何気なくヘチマの話をしていた事を思い出していた。
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