第1章

3/9
前へ
/9ページ
次へ
慌てて頬をつねった。 「いたたたた…」 夢じゃなさそうだ。 何なんだ…これは。 しかも矢がこちらへ向かって飛んできた。 ヒュッーー! パリン!!! 「うわぁぁぁ!!」 「きゃああああ!!」 そ、そこはみんな驚くのね…。 しかしこれは一体…。 あまりの事に納得出来ずに私はきっと夢だと思い、もう一度机に突っ伏して眠った。 そうは言っても数分だ。 「ハッ!!」 ガタン!と机と椅子を鳴らしながら立ち上がるようにして起きた。 「長谷!お前寝るなと言っているだろう!」 教室の中で立っているのは私と先生だけ。 他の皆はきちんと座って私を見ながらクスクス笑っている。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加