第1章

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もう、訳が分からないまま授業は終わった。 先ほどの事は絶対に夢じゃない。 私は意を決して友達に聞いた。 「ねぇ、さっきから窓の外に見えるのは一体なんなの? なんでグラウンドじゃなくて、侍とか雪で覆われた大地とか…紫式部なんていたりしちゃうわけ!?」 すると友達は半分笑いながら私に言った。 「もう。だからちゃんと朝から話聞いてないからだよ。」 私には意味が分からなかった。 確かに朝のショートホームルームで眠ってしまっていたけど…。
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