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教室の戸を開けると、そこには
「あれー?
アンタも補習授業、受けるんだ」
「…どうもこうもじゃねえよ。
オマエみたいに毎日がお花畑さんと、何で一緒に補習授業になったか分かるよな」
俺の姿を確認してケラケラ笑うアイツ。
本当は勉強が無茶苦茶出来て学年1位の特待生の癖に、『めんどい』で何もやろうとしない。
しかも緩いウェーブのかかったセミロングの黒髪と何個も開けた両耳のピアス・パンツ丸見え寸前のミニスカはヤメロ…
「良かったー、亮太も居るから面倒じゃないし助かるわー」
「…巻き込まれる俺の事なんて全然考えてないだろ?」
プルプルと小刻みに震える肩に気付いているのかいないのか、コイツ…優希はのほほんとしながら言った。
「アンタを巻き込んだ方が面白いもん」
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