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それから優希と俺は何でか意気投合、『めんどい』というアイツに連れ回されたんだっけ…
それから1週間の大半、授業ボイコットしてんのに何故か先生達は何も言わない。
『とりあえず、単位は落とさない様にだけはしといてくれよ』
学年主任・『バーコード』内藤先生は俺に声をかけただけだ。
中肉中背の余り背が高くない、でも高校最強と呼ばれる熱血教師が内藤先生なんだが。
「先生…俺が色々とヤバいんですけど、それで単位は落とすな?」
「八乙女はな、色々あるんだよ。
お前が居るからまだ良いんだ」
「え」
その時は意味が分からなかった。
内藤先生の言葉の意味が分かったのは、暫くしてからだった。
「めんどいから…そう、めんどいから止めたんだよ」
「特待生って言われたくない?」
「そう、そうかな」
スタバでソイラテを飲みながら、彼女は確かにそう言って。
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