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「ねぇ、自由てどんなかんじ?」
なんとなく呟いてみた
返事が返ってくるなんて
期待してないけど、それでも
何か求めてる自分がいる
何かは、分かんないけど…
時計を見れば7時48分
そろそろ何人かが
登校しはじめる時間
好きな時間は経つのがはやい
窓辺でくつろぐ僕たちの時間も
そろそろ終わり
「またね。」
それが僕たちの別れの合図
丸くなっていた君は長い尻尾を
ひとふりし去っていく
それがいつもの光景
なんだけど…
ニャー
君は尻尾を揺らしながら
僕を見上げて鳴いたんだ
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