295人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
「仁志、陽香ちゃん! こっち、こっちー!」
会場に着くと、斉木と西川さんがすでに待っていた。
ホッとしながら陽香を見ると、少し緊張している。
「大丈夫。西川さんは怖いことするような子じゃないよ」
「……! そ、そんな心配してるわけじゃ……」
「こんばんは、坂田くん」
西川さんは、斉木の隣で俺と陽香を見てからにっこりと微笑んだ。
「こんばんは、西川さん。この子、俺の彼女」
「はじめまして、私、西川めぐみといいます」
「あ、織部陽香です。はじめまして……!」
緊張した陽香は、優しげな西川さんを見て頬を赤くした。
緊張しすぎだとたしなめたかったが、可愛いからそのままでいいやと思ってしまう。
陽香と何度も会っている斉木は遠慮なくずいと前に出てきた。
.
最初のコメントを投稿しよう!