第12話 【おま首・７】

episode162 バスタブの悪魔

「おい……」

抱いて欲しいのか。

「……濡れるだろ」

力いっぱい引き寄せ。

なんとか

自分の首筋に回させようとする。

「しょうがないな」

この際

服が濡れるぐらいなんてことない。

「おいで」

僕はバスルームに両膝をつき

求められるまま

和樹の華奢な身体を抱きしめてやった。