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 それで市田もほっとしたようで、やっといつもの可愛らしい顔に戻った。 「……本当によかったな、蓉」 「市田さん、おめでとうございます」 「……ありがとうございます。それじゃ、お先に戻ります。月川さんはゆっくりしてくださいね」  食事を終えるころには、先程とは打って変わってすっきりとした表情になった市田は、佐々木に早く報告したいからと事務所に戻っていった。 「しかし驚きましたね。真琴さんはご存知だったんですか?」
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