第4章

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「きゃぁぁあぁぁ!いきなりなんなのよぉぉ!」 今、2人は落下中である。 2人とは、もちろん柏と加賀美だ。 「あぁ悪い…。言ってなかったな」 繁華街の真上に到着した金斗雲は、いつものように磯部の深々した挨拶でポッカリ穴が空いたのである。 柏は、いつものように仁王立ちで落下していく。 対して初落下の加賀美は必死にフワフワしたスカートを両手で押さえて、しきりに叫び声をあげていた。 「誰も見やしねぇよ…。いや、その前に見えねぇよ」 「そういう問題じゃなぁぁぁぁい!」
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